お子様の身長アップのために、食事選びに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、管理栄養士の監修のもと、成長期に必要な栄養素と具体的なメニュー例をご紹介します。
成長期に必要な栄養素とその働き
成長期に特に重要な栄養素には以下のようなものがあります:
1. たんぱく質
骨や筋肉を作る基本となる栄養素です。体重1kgあたり2.5g程度が目安となります。
2. カルシウム
骨の形成に不可欠な栄養素です。成長期は1日800mg~1000mgが推奨されています。
3. ビタミンD
カルシウムの吸収を助け、骨の形成を促進します。日光浴と合わせて摂取することが効果的です。
4. 亜鉛
成長ホルモンの分泌を促進し、骨の成長を助けます。
カルシウムを効率的に摂取できる食材
乳製品(1日の目標摂取量:200-300g)
- 牛乳(200ml:220mg)
- ヨーグルト(100g:120mg)
- チーズ(20g:130mg)
小魚・海藻類
- ちりめんじゃこ(大さじ1:230mg)
- しらす干し(大さじ2:160mg)
- ひじき(乾燥5g:40mg)
- わかめ(乾燥3g:30mg)
野菜類
- 小松菜(1束:170mg)
- ほうれん草(1束:150mg)
- 春菊(1束:120mg)
- ブロッコリー(1房:90mg)
たんぱく質の適切な摂取量と食材選び
良質なたんぱく質を含む食材
1. 動物性たんぱく質
- 鶏むね肉(100g:23g)
- 豚ロース肉(100g:21g)
- マグロ(100g:25g)
- サケ(100g:22g)
- 卵(1個:6g)
2. 植物性たんぱく質
- 木綿豆腐(1/3丁:6g)
- 納豆(1パック:8g)
- 枝豆(さや付き50g:6g)
1日の目安量(年齢別)
- 7-8歳:45g
- 9-11歳:55g
- 12-14歳:65g
- 15-17歳:75g
成長期におすすめの献立例
朝食の例
- ごはん
- 焼鮭
- ほうれん草のお浸し
- わかめと豆腐の味噌汁
- 牛乳
昼食の例
- 食パン
- チーズオムレツ
- ブロッコリーサラダ
- 野菜スープ
- ヨーグルト
夕食の例
- 玄米ごはん
- 鶏肉の野菜炒め
- 小松菜の胡麻和え
- しらすと大根の酢の物
- 納豆
避けるべき食習慣と改善方法
避けるべき食習慣
- 偏食
- 食事の不規則
- インスタント食品の過剰摂取
- 糖質の取りすぎ
- 夜遅い食事
改善のポイント
- 三食バランスよく食べる
- 食事時間を規則正しく
- 家族で楽しく食事をする
- 様々な食材を取り入れる
- おやつは適度に
最後に
成長期の食事は、単に量を摂取するだけでなく、必要な栄養素をバランスよく摂取することが重要です。この記事で紹介した食材や献立を参考に、お子様の成長をサポートする食生活を心がけましょう。
なお、アレルギーや体質の個人差もありますので、気になる点がございましたら、専門家への相談をお勧めします。